中国鉄鋼工業協会は6日、声明を発表し、欧州鉄鋼連盟が中国の鉄鋼製品に対して欧州委員会に反ダンピング関税を課すよう求めたことを遺憾の意を表明しました。
それによりますと、2007年の10月29日、欧州鉄鋼連盟は中国の鉄鋼製品に対する反ダンピング関税を課すことを欧州委員会に求めましたが、これを受けて中国鉄鋼協会の羅氷生常務副会長は「中国の鉄鋼製品がヨーロッパに輸出さたのは、市場の供給状況に基づくものだ。鉄鋼製品の輸出はEU(欧州連合)の鉄鋼業にいかなる損失をもたらしていないし、ヨーロッパ産の鉄鋼製品を利用する側の利益をも確保している」と述べました。
中国鉄鋼工業協会はまた「EUがもし中国製品に対し反ダンピング措置を講じるなら、双方の利益を損なうことになる。ヨーロッパの全般的利益を確保する角度から欧州鉄鋼連盟の要求を検討するよう欧州委員会に要求する」としています。(11/07 翻訳:Yin)
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