中国初の月探査衛星「嫦娥1号」が24日、打ち上げに成功し、予定の軌道に入りました。25日付けの香港やマカオの主要な新聞は関連記事を載せ、「嫦娥1号」の打ち上げを高く評価しました。
香港の新聞「文匯報」、「大公報」、「商報」などは論評の中で、「『嫦娥1号』の打ち上げは、現在の中国の総合的な国力を示すものであり、中国人の夢の実現でもある。また、中国人が宇宙探査で重要な進展を遂げたことを意味しており、中国の経済力や科学技術力、それに民族の一体感を向上することにもプラスとなる」と指摘しています。
また、マカオの新聞「澳門日報」、「市民日報」は、「嫦娥1号」の打ち上げの過程を詳しく報道し、中国の宇宙探査技術の発展を高く評価しました。
海外メディア、「嫦娥1号」の打ち上げに注目
中国初の月探査衛星「嫦娥1号」が24日夜、打ち上げに成功し、国際社会から注目を集めています。この日、一部の国のメディアはこれに関するニュースを報道しました。
イタリアの通信社アンサ社(ANSA)は「中国が初の月探査衛星の打ち上げに成功」という見出しで、「嫦娥1号」の打ち上げを報道しました。また、イタリアで発行部数が最も多い新聞「コリエレ・デラ・セラ」もホームページで、「中国は月に狙いを定めている」という見出しで、写真付きで速報しました。
韓国の通信社「聯合ニュース」は記事の中で、「『嫦娥1号』の打ち上げにより、中華民族の『千年の夢』を実現させ、世界に中華民族の復興を宣言した」と伝えています。KBSなども速報しました。
ロシア公共テレビ(ORT)は、「『嫦娥1号』の打ち上げに成功したこの日は中国国民の記念すべきとなるだろう」と報道しました。
さらに、アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」も、「ここ数年、中国の宇宙探査技術は急速に発展しており、国際社会の注目を浴びている」と報道しています。(翻訳:玉華)
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