中国初の月探査衛星「嫦娥一号」が打上げに成功し、宇宙に送られました。これは中国が実施している月探査プロジェクトが重要な一歩を踏み出したことを意味しています。
「嫦娥一号」は中国自身が開発したもので、中国西南部にある西昌衛星打上げセンターから「長征3号甲」ロケットに搭載され打上げられたものです。
計画によりますと、「嫦娥一号」は11月5日に地球から40万キロメートル離れた月の軌道に到着し、11月下旬には最初の月表面の写真を地球に送ってくるということで、これから1年間に、月の表面の3次元マッピングを行い、月表面を細かく調べることになっています。
関係部門の責任者は、「中国は宇宙の平和利用を堅持し、人類に幸せをもたらしていく。平等互恵、平和利用、共同の発展という原則を踏まえ、世界各国との宇宙開発の協力と交流を行っていきたい」と述べました。
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