中国の胡錦涛国家主席と温家宝首相は27日北京でロシア連邦議会のミロノフ議長とそれぞれ会談しました。
胡錦涛国家主席はミロノフ議長と会談した際、「中国はロシアと共に、両国の戦略的相互信頼と実務的な協力を強め、中ロ戦略パートナーシップを新たなレベルにまで高めていきたい」と述べました。
両国の立法機関の交流と協力に触れ、胡錦涛国家主席は、「両国の立法機関は立法分野のほか、上海協力機構など多国間組織における協力を強化し、世界の平和を維持し、共同な発展を促すため努力する必要がある」と述べました。
これに対して、ミロノフ議長は、「対中関係を積極的に発展させ、中ロ戦略パートナーシップを推し進めることはロシアの各党派、各政治団体の共同の願いである。ロシア連邦議会は中国全人代と共に、両国の各分野における協力を促進するため新たな努力をしていきたい」と述べました。
温家宝首相もミロノフ議長と会談し、「中国はロシアと共に、これまでの事業を受け継ぎ、将来の発展に道を切り開き、中ロ戦略パートナーシップを強化していきたい」と述べました。
温家宝首相は会談の中で、「今年は中ロが戦略パートナーシップを締結してから11年目の年である。過ぎ去った10年を振り返ると、中ロ関係は全面的に発展し、新たなレベルにまで到達した」とした上で、「現在、中ロの経済貿易関係は順調に発展している。今年11月に、中ロの首相同士の第12回定期会議がロシアで開かれる。その際には、両国は次の段階の実務的な協力内容について新たな計画を立てることになる。双方が共に努力して、より高い視点から両国の各分野における協力を広げ、深めていくことを期待している」と述べました。
これに対して、ミロノフ議長は、「ロシア連邦議会は中ロ間の経済貿易関係の発展、とりわけ地方同士の貿易を促すためさらに努力していきたい」と語りました。(翻訳:KH)
|