中国の胡錦涛国家主席は16日、キルギスの首都ビシケクでロシアのプーチン大統領と会談しました。
両国の指導者は、「中ロ関係の発展が速く、政治上の相互信頼が絶えず深まっている」と中ロ関係を高く評価した上で、「両国の戦略パートナーシップを新たなレベルにまで高めるため努力していく」という認識で一致しました。
胡錦涛国家主席は会談の中で、「今年下半期、中ロ両国は五つの目標を実現するため努力する必要がある。その五つとは二国間関係、それに共に関心を持つ地域問題と国際問題について適宜、意見交換を行うこと。『国家年』キャンペーンを総括し、一部のイベントを定着させること。原油パイプの敷設と天然ガスプロジェクトの交渉プロセスを速めること。中ロ間の地方都市にかかわる長期的な協力計画を立てること。国境にまたがる水資源の保護と合理的な利用を強め、これに関する二国間協定を一日も速く結ぶことである」と提案しました。
プーチン大統領は胡錦涛国家主席の提案に賛意を示した上で、「両国の関係部門はロシアと中国の善隣友好協力条約を着実に実行し、ロシアの極東地域と中国の東北地区との交流、協力を強め、エネルギーや電力などの分野における協力を推し進めていく必要がある」との考えを示しました。(翻訳:KH)
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