フランスのある新聞のウェブサイトが15日伝えたところによりますと、フランスのサルコジ大統領は14日夜、「欧州中央銀行が市場に資金を投入して金融危機を緩和させることは正しいことではあるが、しかし、同時に金利も下げる必要がある」との見解を示しました。
サルコジ大統領は欧州中央銀行が金融市場に関与することを評価し、「このやり方によって、確かに市場の秩序をある程度回復することができた」とした上で、「もし資金を投入するだけで、金利を下げないなら、投機家はその中から利益を得ることができるが、しかし、まともに金融業に従事している人々にとっては対応がもっと複雑になる」と指摘しました。
なお、サルコジ大統領とフランス政府は従来から欧州中央銀行に不満を抱いており、「ユーロ高が続くことがフランスの経済に大きな影響を与えた」と見ています。(09/16 翻訳:Yin)
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