IAEA・国際原子力機関のエル・バラダイ事務局長は、このほど、「アメリカは、中東地域のいくつかの国に行っている軍事援助をすべきではない」と述べた上で、「莫大な金銭を使って、兵器を購入することは、中東地域の治安情勢の改善にプラスにはならない」と強調しました。
これは、エル・バラダイ事務局長が、オーストリアの「プロフィール」という週間紙のインタビューに応じた際、述べたものです。エル・バラダイ事務局長は、この中で、「これらの資金は、地域振興、人権の改善、教育支援及び貧困撲滅などの分野で使われるべきだ。アメリカが、中東地域の同盟国に軍事援助を提供することは、この地域の安全情勢に、かつての『冷戦時代の局面』をもたらすだけだ。安全と安定をもたらすはずはない」と強調しました。(翻訳:任春生)
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