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上海協力機構合同軍事演習、初回準備訓練終了
   2007-08-07 14:29:21    cri

 「平和の使命2007」と名づけられた上海協力機構加盟国のテロ取締り合同軍事演習が今月9日から17日まで中国とロシアで行われる予定です。演習に参加する各国の軍隊がロシアにある演習地点に集まり、6日、合同訓練を行いました。

 6日に行われた合同訓練で、各国は武装ヘリコプター、爆撃機、落下傘部隊の輸送機70機、タンク、装甲車両100台が出動。演習計画に基づいて、落下偵察や村の封鎖、救援にきた敵への攻撃、残ったテロリストの全滅作戦などの項目を演習しました。合同訓練終了後、中国側の責任者、許其亮中国人民解放軍副参謀長は合同訓練の結果について、「今日の訓練は正式な演習に向けた準備と予備的訓練であり、初回訓練としては満足できるものとなった。まず、ロシア及び各国軍隊から軍人としての資質や戦術などの面で学ぶことが多かった。また、各国の軍隊の共同行動も予定通り目標に達した」と評価しました。

 この「平和の使命2007」テロ取締り軍事演習は上海協力機構が設立されてから最大規模の合同軍事演習で、中国、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンの六ヵ国が共同で実施しています。

 今回の軍事演習は三段階に分けられます。第一段階は戦略交渉の段階で、8月9日から、中国のウルムチで行う予定です。これは、テロリストの出現情報を手に入れた後、上海協力機構加盟国首脳の政治的交渉により、テロリストを共同で取り締まることを決定するというものです。第二段階として11日にロシアで模擬演習を行います。そして、第三段階は17日にロシアで実戦演習を行い、六ヵ国の首脳が現場で視察するほか、全過程が全世界に向けて中継されます。

 今回の演習は中国軍にとって、かつてないほど大規模な遠距離軍事演習となります。中国は合わせて1600人を派遣して、各種装備も数千トンに達しています。中国の軍用列車のロシアでの安全を確保するロシア軍のドミトリ大佐は、中国の軍人に対する印象について、「中国の軍隊はきちんと紀律を守り、私たちとの関係もとてもよかった。今回の軍事演習は中国とロシアにとって非常に重要で、両国の関係もより緊密になる。今回の演習が順調に行われることを信じている」と述べました。

 現在、各加盟国の軍隊は演習場から数キロ離れた場所に駐屯しています。駐屯地全体の敷地面積は数平方キロにわたり、整然とテントが並んでいます。各国軍隊の駐屯地は居住区とサービス区に分けられ、施設もよく整っています。駐屯地の責任者は、「各国の演習参加部隊によりよいサービスを提供して、演習が順調に進むよう最大の努力を尽くす」と述べています。

(翻訳:東)

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