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中国・タジキスタン、反テロ合同軍事演習を実施
   2006-09-23 16:38:56    cri

 「協力2006」という名前の中国とタジキスタンの反テロ合同軍事演習が22日午前、タジキスタンのクルヤブ市で始まりました。今回の軍事演習は、中国とタジキスタンの国境地区の安定を維持し、両国軍隊の反テロ作戦力を高めるために行われたものです。

 9月の初め、中央アジア地区に勢力を持っている国際テロ組織の武装メンバーがタジキスタン領内に潜入し、ほかの過激派武装勢力と共に、中国とタジキスタンの国境地区に武装基地を作り、テロ活動を行っている。また、ある国際テロリズムの武装勢力は中国が支援しているタジキスタンの道路建設に従事していた3人のエンジニアを拉致してタジキスタンとアフガニスタンの国境地区へ連れ出し、タジキスタン政府に拘束されたテロリストの釈放を求めている。中国とタジキスタン政府は直ちに指導者レベルの会議を行い、反テロ合同作戦を立て、人質を救い、テロリストを撲滅することを決めた。

 実は、今お話した内容は実際に起きたテロ活動ではなく、中国とタジキスタンが行う反テロ合同軍事演習の想定内容です。タジキスタンのナドロフ第一副国防相兼参謀長官によりますと、こうした想定のもと、今回の反テロ演習は2段階に分けて行われるということです。ナドロフ参謀長官は、「第一段階では、双方は合同軍事指揮部を設立し、情勢を判断してどういった反テロ行動を取るかを決める。そして、第二段階では、双方の部隊は実際に反テロ合同演習を行う。軍事演習に参加する部隊は共に国際テロ組織と戦う戦闘能力を発揮する」と語りました。

 今回の反テロ軍事演習の主な内容は、山丘地帯の条件の下で、合同作戦を行い、演習は2昼夜続けるということです。演習に参加する双方の兵力はおよそ450人で、中国側からは特殊連隊が1つ、タジキスタン側からは特殊部隊、歩兵連隊、砲兵連隊、独立航空隊がそれぞれ1つ参加します。

 現地時間の22日午前10時過ぎ、軍事演習の第一段階が始まり、指揮所を設置する演習が正式にスタートしました。23日の演習では、双方は実際に兵隊を動かしての演習を実施します。

 報道によりますと、今回の軍事演習は『上海協力機構宣言』、それに『テロリズム、分裂主義、過激主義撲滅のための上海コミュニケ』に基づくもので、中国とタジキスタンの国防相が今年4月に北京で調印した反テロ合同軍事演習の覚書に従ったものです。

 演習を視察した中国人民解放軍の許其亮副参謀長官は今回の合同軍事演習を次のように評価しました。

 「今回、中国とタジキスタンの反テロ合同軍事演習は両国、両国軍隊の歴史における大きな出来事です。テロリズム、分裂主義、過激主義を抑制・撲滅し、この地区の安全と安定を維持し、両国軍隊の反テロ合同作戦能力の向上を図る上で重要な意義があります。」

 許其亮副参謀長官はまた、「今日の世界では、平和、発展、協力は主流であるものの、世界情勢は平穏ではない。特に、テロリズムによる脅威は深刻になっている。中国とタジキスタンは上海協力機構の枠組内で、ほかの国と共に、テロリズムを取り締り、地区や世界の平和を維持し、共に発展することを促したい」と語りました。(09/23)

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