中国の気象部門は、中国の北方と南方一帯で近日中に、強い雨が降る一方、一部の地方では厳しい旱魃に見舞われると予測しています。これについて、国家洪水旱魃対策本部は、大雨洪水対策や旱魃対策に十分に取り組むよう各地方政府に求めています。
関係者によりますと、国家洪水旱魃対策本部をはじめとする財政や農業などの部門は、三つの作業チームをすでに被災地に派遣し、対策作業を指導しています。
7月29日までに、洪水などの被災を受けた人数は1億人に上り、死者は652人、経済損失は500億元に達しています。また、580万人が旱魃のため飲用水に不自由しています。
このほか、国家洪水旱魃対策本部が29日に発表したところによりますと、中国で三番目に大きな川、淮河は20日間にわたって警戒水位を超え、危険な状態になっています。淮河沿岸の河南省、安徽省、江蘇省の20万人の住民は堤防の補強作業に全力を上げています。(翻訳 朱丹陽)
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