坂中英徳・前東京入国管理局長は18日の講演会で、60万人に上る在日中国人を高く評価し、「日本社会において非常に活躍し、日本社会のために貢献し、日中友好の架け橋になっている」と述べた。「中国新聞網」が伝えた。
講演会のテーマは「日本の外国人政策と在日中国人の活躍」(主催:日本僑報社・日中交流研究所)。現在、外国人政策研究所の所長を務める坂中氏は、講演で日本の外国人政策を紹介。「日本は多民族共生社会を構築するべきだ。『日本人だけの世界』に安穏と暮らすことはもうできない。好むと好まざるに関わらず、異なる民族と接触し、共生の道を模索しなければならない」と指摘した。
坂中氏はまた、在日中国人を高く評価。「在日中国人は現在すでに60万人を超えており、1980年代以降、在日外国人の中で常に最高の増加率を示している。在日中国人は間違いなく、在日外国人の中で最も努力しているグループだ。彼らは学術・経済・文化など日本の各分野で活躍しており、大学教授・準教授・専任講師の数は1千人を超え、日本社会に貢献を果たしている。在日中国人は両国の交流をたゆまず促進し、日中友好の架け橋となっている」と述べた。
さらに在日中国人が創刊した新聞・雑誌に言及し、「過去20年間に、中国人は日本で100社以上の新聞・雑誌を相次いで創刊し、現在も40社以上が刊行を続けている。池袋だけでも11社あり、中国文化発信と日中交流の中心地となり、日本社会の主流の関心を集めている」と述べた。(編集NA)「人民網日本語版」より
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