スーダン西部ダルフール地方の紛争解決を求める和平交渉の再開に向けた国際会議が15日、リビアの首都トリポリで開催されました。
会議には国連、アフリカ連合、アラブ連盟、欧州連合、スーダン政府と反政府勢力、および中国を含めた18カ国の代表が参加しました。
開幕式でエリアソン国連事務総長特使は「現在は交渉再開の時期となり、次の段階は関係側の直接協議である。関係側はダルフール地方の治安と開発に責任を負うべきだ」と述べました。
アフリカ連合のサリム特使は、スーダン政府と交渉を行い、紛争の解決を推進するようダルフールの反政府勢力に呼びかけ、交渉再開に向けた関係国や国際機関の努力を高く評価しました。
スーダン政府を代表するエルワシラ外務担当国務大臣は「政府はダルフール紛争が軍事手段によって解決できないことを信じており、関係側が参加する和平交渉による解決でこの地方の治安回復と社会安定が実現できる」と述べました。
(ジョウ)
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