国会と民衆からのイラク駐留軍撤退の呼びかけを顧みず、ブッシュ大統領は10日、イラク駐留軍の指揮官が9月にイラク情勢についての報告を提出する前に、既定のイラク戦略を継続して、イラクからの軍隊撤退を考えないという意思を表明しました。
ブッシュ大統領は、この中で、「半年前に提出した増派計画が始まったばかりで、アメリカ軍がいつ撤退するのかは、ワシントンの政治家ではなく、イラクにいる指揮官に決めさせるべきだ」とし、さらに、「イラク戦争は難しい戦争だということがわかるが、現在軍隊を撤退するとイラクが混乱に陥るに違いない」と述べました。
アメリカ政府筋によりますと、ブッシュ政府はイラク情勢に対する評価報告を提出して、イラク政府の「進展に限界がある」ことを認めることになります。
(翻訳:東)
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