中国の胡錦涛国家主席は27日夜、北京で開催中の香港特別行政区成立10周年成果展を見学し、その際、「香港政府と市民が共に努力し、香港をより一層発展させることを期待している」と語りました。

　香港特別行政区が成立してから10年間の成果を現す展示会は現在、北京で開かれており、中国の胡錦涛国家主席ら国家指導者や香港特別行政区の曾蔭権行政長官が27日夜、見学に訪れました。

　その際、胡錦涛国家主席は、「ここ10年、香港は『一国二制度』政策を実施したことによって、社会・経済制度と生活様式には変わりはなかったし、世界での自由港や国際金融・貿易・水運センターという地位も保たれてきた。香港市民が、香港の真の主人公となり、香港の経済や民主制なども更なる発展を遂げた」と述べました。

　なお、香港の祖国復帰10周年を祝う記念大会および香港特別行政区第3期政府の就任式典に出席するため、胡錦涛国家主席は29日に香港を訪れる予定です。(翻訳：鵬)