中国の胡錦涛国家主席とイラクのタラバニ大統領は21日、北京で会談を行い、中国とイラクの伝統的な友情を深め、新時代の中国とイラクの友好協力関係を全面的に発展していくことについて共通した認識に達しました。
胡錦涛国家主席は会談の中で、「中国は引き続き力の及ぶ限りイラクの復興作業を援助し、中国の有力企業がイラクの復興作業に参加することを奨励する。復興作業に必要な現地の技術者を対象としたトレーニングを続けると同時に、新しいルートを通じて、新しい分野における互恵協力を広げていく」とした上で、「双方はハイレベルの交流を行い、政治的な対話を強め、教育と文化、衛生などの分野における交流と協力を展開し、国際問題と地域問題における相談と協力を強める」と提案しました。
タラバニ大統領は、胡錦涛国家主席の提案に賛成し、「イラク政府と国民は心から中国政府の支持と援助に感謝する。イラクは中国を本当の仲間と見なしている。イラク政府は引き続き『一つの中国』という政策を堅持し、中国の統一事業を支持する」との立場を表明しました。
会談した後、両国の指導者は「中国とイラクの技術協力協定」などの協力文書の調印式に出席しました。ちなみに、1958年に中国とイラクが国交を樹立してから、イラク大統領が中国を訪問するのは今回が始めてです。(翻訳:姜平)
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