中国の金融機関に預けられた住民の人民元建て預金残高は17兆元を超えるが、ここ2カ月は連続で減少傾向を示している。中国人民銀行(中央銀行)が12日発表したデータによると、住民の人民元建て預金残高は4月には1674億元、5月には2784億元それぞれ減少した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中央銀行のデータによると、住民の人民元建て預金残高は3月末現在で17兆5450億元だったが、その後2カ月間に4458億元減少し、5月末現在では17兆990億元に低下した。
中央銀行がさきに実施した関連調査によると、昨年以来、これまでのように「将来への備え」を預金の動機に挙げる人が減る一方、各種の金融商品・資産運用商品を選ぶ人が徐々に増え、預金が高水準で減少している。住民世帯の資産構造には変化が生じており、都市部住民の間では現在、投資ファンドが貯蓄に次ぐ金融資産になっている。(編集KS)「人民網日本語版」より
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