ロシアのプーチン大統領は10日、サンクトペテルブルグで開かれた国際経済フォーラムの全体会議で、世界のエネルギー問題解決での協力について戦略対話を行い、世界の金融体制を改革するよう関連諸国に呼びかけました。
プーチン大統領は会議で談話を発表し、「世界のエネルギー市場には、いくつかの新しいエネルギー消費大国とエネルギー輸出国が現れた。また、これまでのエネルギー消費国の間のエネルギー政策には大きな格差があるため、エネルギーの供給国、消費国、輸送国は互恵協力に基づいた戦略対話を行い、世界や地域での国家間の経済上の相互信頼を深めていくべきだ」と語りました。
プーチン大統領はまた、「ロシアはさまざまな措置を講じて、ユーラシア大陸やアジア太平洋地区のエネルギーの安全供給を確保し、アジア太平洋地区に対するエネルギーの供給量を拡大し、ヨーロッパとアジアを横断する新しいエネルギー輸送ラインを敷設していく」と語りました。
世界の金融システムの改革について、プーチン大統領は、「発展途上国の利益を守るため、世界の金融システムを改革すべきだ」と語りました。(06/11 翻訳者:劉叡琳)
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