中国香港特別行政区の曾蔭権行政長官は6日、北京で開かれた香港特別行政区基本法施行十週年を記念する座談会で、「『中華人民共和国香港特別行政区基本法』は、香港の経済や社会、民生などの発展のために安定した基礎を作り上げ、香港人の権利と自由を十分に保障した」と話しました。
その中で、曾蔭権行政長官は、「法整備された社会の中で、市民たちは堂々と自分なりの意見を述べることができる。特別行政区政府は社会情報の収集と民衆からの意見聴取を重視するほか、基本法によって保障された市民の自由と権利を尊重している。これは香港特別行政区政府が人権保護に成功した重要な原因である」と説明した上で、「基本法によって、香港はそれなりの優位性を発揮でき、国際社会に認められるという大きな成果を挙げた。基本法によって、香港は自由な外交ができ、中央政府もずっと香港の外交を支えてきた。香港が国際的な大都会としての地位を固めるうえで非常に重要な役割を果たした」と語りました。
ところで、1997年7月1日に、中国政府は香港に対する主権の行使を回復し、香港特別行政区を成立させると同時に、中華人民共和国香港特別行政区基本法を正式に施行しました。この基本法に基づいて、香港は既存する資本主義制度とライフスタイルを保ったままで、外交と防衛における高度な自治権力を持つようになりました。(翻訳:姜平)
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