ASEM・アジア欧州会議の第八回外相会合は28日と29日の両日ドイツのハンブルクで開かれましたが、中国の楊潔チ外相が29日に発言し、新しい情勢の下におけるアジアとヨーロッパの協力を推進させることについての中国の見解を発表し、アジア欧州会議のメカニズムの構築後この10年の進展を高く評価しました。

　アジア欧州会議の今後10年の発展について、楊潔チ外相は、多国主義を推進し、政治対話や相互信頼を深め、実務的な協力を強化すること。世界経済の均衡な発展を促進すること。アジアと欧州とのパートナーシップを強化し、エネルギーの安全供給を確保し、地球温暖化によるチャレンジに効果的に対応すること。多様性を尊重し、文明と文化の対話を引き続き推進していくことなどを提案しました。

　楊潔チ外相はまた、イランの核問題や、朝鮮半島の非核化などの問題についての中国の原則的な立場を明らかにしたあと、中国がホスト国として来年開催される、アジア欧州会議第7回首脳会合の準備状況を説明しました。

（翻訳：董燕華）