中国の胡錦涛国家主席は28日、北京でタイのチュラノン首相と会見した際、双方が緊密に協力して、広い分野と各レベルにおける交流と協力を全面的に展開し、一日も早く成果をあげ、両国の国民に利益をもたらすことを期待しているとの考えを示しました。
胡錦涛国家主席はその中で、「中国は一貫してタイを親友と信頼できるパートナーと見なし、タイの国民が自ら選んだ発展の道を尊重している。国際情勢と国内情勢がどんなに変わっても、中国はタイとの友好関係を保つ方針を変えない」と強調しました。また、同じ日に調印された「中国とタイの戦略協力合同活動計画」に触れ、胡錦涛国家主席は、「これは双方が二国間関係を深めるため講じた重大な措置で、新しい世紀における中国とタイの関係発展に新しい活力を注いだ」と語りました。
これに対して、チュラノン首相は、「タイ政府は、中国がずっとタイを支持し、理解してきたことに感謝する。タイ政府は『一つの中国』という政策を引き続き堅持する」と重ねて表明しました。
同じ日、中国の温家宝首相はタイのチュラノン首相と「中国とタイの戦略的協力合同活動計画」に調印しました。中国はさらにタイと経済貿易、文化教育、麻薬取締りなどの分野における協力を強めることを望んでいます。(翻訳:姜平)
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