温家宝首相は15日上海で、「中国はこれからも力の及ぶ限り、アフリカ開発銀行を通じてのアフリカ諸国への支 援を続けていく」と表明しました。
これはこの日、上海でアフリカ開発銀行のカベルカ総裁と会見した際述べたもので、温家宝首相は、「中国は1985年にアフリカ開発銀行に加盟したあと、双方は多くの形式の、成果豊かな協力を行ってきた。中国はアフリカ開発銀行という場を通じてアフリカ諸国と発展や貧困撲滅での経験を交流し、また、これまでにアフリカ諸国に3億14000万ドルもの資金的支援を行った。中国の発展はアフリカにとっては透明度が高く、開放的である。中国の援助は真摯で私心のないものであり、いかなる条件もつけてはいない。中国は国際社会とアフリカへの援助問題で意志の疎通と協力を行っていきたい」と述べました。
これに対しカベルカ総裁は、「中国はアフリカ開発銀行加盟以来、アフリカ諸国の貧困撲滅と債務軽減で重要な役割を果たしてきた。アフリカ開発銀行は、またダルフール問題での中国側の立場を高く評価している」と述べました。
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