アジア開発銀行理事会の第40回年次総会が、6日、京都で開幕し、黒田東彦総裁は、「地域の共栄と経済の持続的な発展を推し進めたい」と述べました。
黒田総裁は、その中で、「地域発展の差が拡大し続けていることや、日増しに悪化する環境問題などが社会全体の大きな脅威になっている。アジアの今後の発展は必ず地域全体による持続的な発展でなければならない」と述べ、貧困人口に就業のチャンスを多く作り、貧富の差を縮めるため、さらに投資を増やすよう、アジア開発銀行の加盟国や民間投資機関に呼びかけました。
二日間にわたる今回の会議は主に環境保護問題をめぐって議論します。ASEANの10の加盟国や、中国、韓国、日本などの財務相を含め、およそ3000人がこの会議に出席しています。(翻訳:王丹丹 05/07)
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