2002年から、中国が農業分野でASEAN・東南アジア諸国連合と協力を開始して以来、中国農業省は、スーパーハイブリッド水稲を主とする良好な品種と生産量の高い栽培技術を提供しました。この協力によって、ASEAN諸国の単位面積あたりの水稲生産量は、これまでに比べて30%高くなりました。
これについて、中国農業省の牛盾次官は、29日、江西省の省都南昌市で、次のように述べました。「中国との技術協力のもとで、フィリピンは、去年、スーパーハイブリッド水稲を100万ヘクタール栽培し、単位面積あたりの生産量は現地の水稲品種より40%高くなった。また、ミャンマー、カンボジアでは、スーパーハイブリッド水稲が1万3千ヘクタールも栽培されている」牛盾次官、このように語りました。
なお、2005年に、中国は、ASEANにスーパーハイブリッド水稲の種子を1万8千トン輸出し、2006年には2万5千トン輸出しました。ベトナム、ミャンマーやインドネシアなどが主要な市場となっています。(翻訳:任春生)
|