24日付けの琉球新報によると、「南京大虐殺」をテーマにした朗読劇「地獄の12月ー哀しみの南京」が5月6、7の両日、沖縄で上演されるという。
東京で劇団「IMAGINE21」を主宰する渡辺義治・横井量子夫妻が、朗読と芝居で日本の「加害」に向き合う。沖縄公演実行委員会の谷昌二委員長らは「日本の歴史の嫌な面を見つめることを通してこそ、将来の幸せも考えられる。一人でも多くの人に見てもらいたい」と鑑賞を呼び掛けた。
劇は夫妻の家族の軌跡、そして自身の人生を見つめるところから始まる。日本軍がかつて中国で繰り広げた殺りくや女性暴行の様子を、証言などに基づいて表現する。
実行委員メンバーの日本中国友好協会沖縄支部の上原源栄支部長は、日中戦争の発端となった1937年の盧溝橋事件から70年の節目となることに触れ「中国と草の根の交流を深めたい。そのためにはまず、日本が何をやったか認識しなければいけない」と強調した。
公演は6日が午後6時半からパレット市民劇場、7日は午後7時から沖縄市民劇場あしびなーで。
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