13のアラブ諸国の外相からなるアラブ和平提案委員会が18日、エジプトの首都カイロにあるアラブ連盟本部で会議を開き、いくつかの作業グループを設け、この提案を実施していくことを決めました。
これらの作業グループは、外交活動を通じて、アラブ諸国のこの平和提案を国際社会に理解させ、国連安保理を通じてこの提案に対する国連の支持を得ることを主な任務としています。
会議が発表した声明によりますと、エジプトとヨルダンがこの和平提案を受け入れるようイスラエルを説得するため、イスラエルの各政党、政府、労働組合、専門家や学者にこの提案の内容を説明していき、これを通じて、この提案実施について関係各方面との直接交渉に参加するようイスラエルに呼びかけることにしています。
アラブ連盟のムーサ事務局長は会議の後、「アラブ諸国は最終的な和平プロセスに入る用意があり、イスラエルとの衝突は歴史となるだろう」と語りました。
これをけてイスラエルのオルメルト首相は同日夜エルサレムで、「イスラエルとアラブ諸国との平和達成に希望を持っている。長い間の努力が必要としても、これからの1年間、イスラエルは周辺の各方面、特にパレスチナとの衝突問題の解決で進展を遂げるだろう」と語りました。(4/19 翻訳:劉叡琳)
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