ジュネーブで開かれたイラク難民問題国際会議が18日閉幕しました。
国連難民高等弁務官事務所主催のこの会議で、各国代表は、イラク難民への援助を増やしていくことを約束しました。
グテーレス国連難民高等弁務官事務所のグテーレス弁務官は、その挨拶で、「各国代表たちは、イラクの難民と家を失った人たちに人道的援助をいち早く提供しなければならないことを確認しあった。また、シリアとヨルダンなどイラクの隣国が難民を受け入れていることを高く評価した。そして民族の和解を踏まえたイラク難民問題の長期の解決策を見出すため、緊急措置を取るようイラク政府ち関係各方面に強く呼びかけた」と述べました。
この日、エジプトを訪問したアメリカのゲーツ国防長官は、カイロで、その影響力を利用してイラクでの武装活動を減らし、イラク国内の政治的和解の実現促進に努めるようアラブ諸国に呼びかけました。一方、18日、イラクのバグダッドではテロ爆発事件が4回相次ぎ、200人が死亡し250人負傷しています。これを受けてEU・欧州連合の議長国であるドイツは、この日声明を発表し、この一連のテロ爆発事件を非難すると共に、これからのイラクでは、このような血なまぐさい行為を絶対に起こしてはならないと強調しました。(翻訳 朱丹陽)
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