国連難民高等弁務官事務所が主催するイラク難民問題についての閣僚会議が17日、ジュネーブで開かれました。会議は、日増しに厳しくなっているイラク難民問題の解決に共同で努力するよう国際社会に呼びかけました。
今回の会議には、世界60ヶ国の閣僚と高官が出席しました。国連のパン・ギムン事務総長はビデオ演説の中で、国際社会がイラク難民に援助の手を差し伸べると共に、イラクの隣国がイラク難民の基本的な生活を保障するため、国境を引き続き開放し、イラク難民を受け入れるよう呼びかけました。
イラクのジバリ外相は席上、「イラク政府は難民問題でその責任から逃がれることは出来ず、故里を離れたイラク国民が祖国に帰るための措置を講じていく。現在、イラク政府は国内情勢の安定や、難民の帰国のための条件をつくることに努力している」と述べました。(翻訳:董燕華)
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