香港ー沖縄間のチャーター便がこのほど就航を始めた。香港エクスプレスは今月5日から、チェクラプコク空港ー沖縄・那覇空港間の往復チャーター便の運航を始めた。すでに運航された便も含め今月から来月にかけて10便の運航が決まっており、6月以降も集客状況次第で引き続き運航する計画。
香港から沖縄は、2003年4月に定期便が途絶えて以来、台北を経由する必要があり、往復チケット料金は4,500HKドル前後が相場だった。今後も運航が続けば、利用する見込みのある人にとっては、直行便で利便性が高まるだけでなく、一挙に30%以上の値下げとなるだけに、うれしいニュースといえそうだ。
沖縄県香港事務所によると、香港から沖縄を訪れる人の数は、ここ数年伸び悩んでいたが、同事務所をはじめとした旅行客誘致・宣伝活動が実り、昨年は1,305人と定期便運休以来初めて1,000人台を突破した。来月6日までのチャーター便10便で、香港から沖縄への訪問客を約1,000人(6ツアー)、沖縄から香港への訪問客を約500人(3ツアー)見込んでいる。今後の需要次第では、チャーター便が定期直行便へ発展する可能性もある。
中国本土と沖縄には、すでに上海からの直行便がある。香港からの直行便は、中国から日本への訪問客の大半を占める広東省からの集客を期待できそうだ。
一方、来月2日にはマカオー沖縄間のチャーター便もマカオ航空によって実現する。 (王頴頴)
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