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中国専門家、中日関係が新たな発展時期を迎えていると
   2007-04-05 16:55:19    cri

 中国国務院の温家宝首相がこの11日から13日にかけて日本を公式訪問します。温家宝首相は安倍晋三総理大臣が去年10月に中国を訪れたことは冷え切った日中関係の「氷を破る」ものであったとした上で、今回の日本訪問を「氷を溶かす」ものにしたいと述べました。中国社会科学院日本研究所の金煕徳副所長は北京放送のインタビューに応じ、「温家宝首相の今回の訪問は中日関係を更に進め、中日関係の新たな発展を切り開くことになる」と述べました。

 金煕徳副所長は「中日関係はここ数年の政治関係の最も困難な時期、すなわち「政冷時期」を乗り越えた。日本指導者のA級戦犯が合祀された靖国神社参拝という両国間の最大の政治的障害はすでに取り除かれた。現在、中日関係は全面的回復段階にある」と述べました。

 中日関係のこの現状から、金煕徳副所長は「今、全体から見れば、中日関係は困難よりチャンスが多く、好ましい状況にある」との見方を示しました。

 また、中国外務省の秦剛スポークスマンはこのほど「温家宝首相の日本訪問は重要なものであり、中日関係の更なる改善と発展にとって重要な意義を持っている。中国側はこの訪問を通じて、中日の戦略的互恵関係を確立し、貿易協力の仕組みを整え、両国の教育、文化、若者の間の長期的な交流を促していく。これにより、中日の友好関係が発展することを期待している」と語りました。また、金煕徳副所長は「まず、訪問の最も重要な意義は両国指導者の相互訪問を実現することにある。皆さんご存知のように両国指導者の相互訪問は5年以上中断されており、今回の訪問により、その相互訪問が再開される。温家宝首相の役割は第一歩を歩み始めた中日関係の局面をよりよい状態に導き、残りの氷をさらに溶かしていくことだ」と述べました。

 金煕徳副所長はまた「ここ数年、高いレベルの相互訪問の中断によって、中日関係には厄介な問題が存在している。慰安婦などの問題を適時に解決しなければ、中日関係の発展が妨害される」とした上で、「中国には「3尺にも達する厚い氷は一日の寒さでできたものではない」という諺がある。この諺は相互の不和には長い過程があることのたとえだ。そして中日両国間の問題を根気よく長期的に解決する必要があることを示している。中日両国は現在の局面を大事にしなければならない」と述べました。

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