ロシア外務省のカミーニン報道官は、31日、アメリカがロシアにミサイル防御システムを配置することを、ロシアが提案したという報道を否定しました。
一部の西側の通信社は、ロシア外務省の高官の話として、「アメリカが、東ヨーロッパへのミサイル防御システム配置を放棄すれば、ロシアは、アメリカと一緒にロシアに、このようなシステムを配備することを提案する」と報道しました。
カミーニン報道官は、この報道について、「この報道は、事実ではない。こうした言い方は、ミサイル問題におけるロシアの立場と一致していない」と述べました。
今年1月、アメリカは、チェコとポーランドに対して、ミサイル防御システム基地問題について交渉を再開することを要請しました。アメリカは、この中で、ポーランドにはミサイル発射装置を、チェコにはレーダーシステムを配備する意向を示しました。ロシアは、この計画は、ロシアに対する直接的な脅威になるとして、強く反対しました。
なお、ポーランドとチェコの、それぞれ半分以上の国民は、自国へのアメリカのミサイル防御システムの配置に反対しているということです。(翻訳:任春生)
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