EU・欧州連合の議長国であるドイツのケーラー大統領が24日夜、ベルリンの大統領府でEU加盟国の指導者を歓迎するレセプションを行いました。
その席上、ケーラー大統領は「改革を行い、EUの行動力を強化すべきだ」と述べました。
ケーラー大統領はこの中で、「27カ国に拡大したEUでは必要な民主的プロセスが阻害されている。加盟国が社会の底辺に対する関心を一段と強めれば、EUの健全な発展は実現できる。EUは経済の統合にとどまらず、域内住民の帰属意識を高めるべきだ」と語りました。
1957年3月25日、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの6カ国がローマで条約を調印し、欧州連合の前身であるEEC・欧州経済共同体の設立を決定しました。
この欧州統合の第一歩と言われる「ローマ条約」が調印された50周年の記念式典に参加するため、EU加盟国の指導者は24日午後、ベルリンで一堂に会したもので、25日には「ベルリン宣言」を採択する予定です。
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