ジンバブエ大学孔子学院が16日、ジンバブエ大学で始業式を行いましが、これは、中国の国家中国語国際普及指導弁公室とジンバブエ大学が共同で設置した中国語を学ぶ学校です。
この孔子学院は、ジンバブエ大学のキャンパスの中央にできたもので、始業式の当日、ジンバブエの教育相、ジンバブエ駐在の中国大使、ジンバブエ大学と教育界の代表100人あまりがこれに出席しました。
ジンバブエ駐在の袁南生中国大使は、始業式の席上挨拶し、「中国とアフリカはいずれも人類文明の発祥地だ。21世紀にこの2大文明が大いに交流し、理解を深めるべきだ」と話した後、「両国の若者は両国の相互理解を深める上での架け橋になるため、教育と文化での交流を強化すべきだ。彼らは両国関係を推し進める原動力である。ジンバブエ大学に設置された孔子学院は、中国語学習者に理想的な場を提供し、またこれは両国の文化と教育の交流にも役立つ」と語りました。
袁大使は、また、「両国の文化交流を強めるため、今後、ジンバブエの中国語学習者に奨学金を送ったり、中国への留学を支援したりする。また、中国からはより多くのボランティアをジンバブエに派遣するだろう」と述べました。
ジンバブエのムデンゲ教育相は、その挨拶で孔子学院設置の重要性を強調し、「孔子学院の設置は、ジンバブエ大学が西洋文化を学ぶだけのものではなくなり、これからは正真正銘な国際化した大学になることを意味する」と話し、また、「孔子学院は、より多くの教育をうけるチャンスを提供した。ここでは中国の文化のほかに、自然科学、エンジニアなどの学科も設けられる。両国の相互理解を促すため、両国の政治や経済にも授業で触れることになる」と述べています。
ムデンゲ教育相は、また、「異なる文化的背景にいる人たちにとって、互いの文化を理解することは、双方の誤解をなくし、交流をスムーズにさせることができるのでとても大事だといえる。今、ますます多くのジンバブエの国民が、中国に留学したり、ビジネスにいったりしている。したがって中国語や中国文化に対しての人々の学習意欲が高まっている」と語りました。
この孔子学院を設置するには、ボランティアの教師の役割も無視できません。今、孔子学院では、2人の中国人ボランティアが2つのクラスの中国語の授業を担当しています。山東出身のボランティアである宋爽さんは、「ここの孔子学院で教鞭が取れることを光栄に思う。また、ジンバブエで中国語を学ぶ必要さを充分感じた。ここで中国語を勉強しているのは、地位の高い人や役人、それに企業の社長などが多い。彼たちは、学習意欲が高く、中国をいち早く理解したいと考えている」と語りました。
孔子学院の第一期の学生は50人いて、昼と夜の二つのクラスに分けて授業を受けています。タクンダワさんは、その一人で、彼女は、中国に行ったことがあり、いまでも中国と商売をやっています。タクンダワさんは、「中国語は、面白い言語であり、私を興奮させます。できるだけ早く流暢に中国語を話し、これをビジネスに役立て、またよりスムーズに中国人と交流できるようにしたい」と話してくれました。(翻訳:李軼豪)
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