アメリカホワイトハウスのスノー報道官は2月28日、「アメリカはイランやシリアと共に10日、バグダッドで開かれるイラク問題をめぐる国際会議への出席に同意した。しかし、これはイランやシリアに対するアメリカの立場が変わった事を意味しない」と述べました。
スノー報道官は、「アメリカは外交上でイランを承認していないし、イランと両国会談を行うことを表明しなかった」と述べました。この前日、ライス国務長官は、「アメリカはイラク問題についての国際会議に出席し、イラク政府がイランやシリアの会議への参加を要請することを支持する」と表明しました。これはブッシュ大統領がイランとイラク問題について直接対話しないとしてきた立場の重大な変化と見られています。
イラン国家安全保障最高会議のラリジャニ事務局長は28日、「イランは、イラク問題の解決を目指す努力を支持する」と述べました。また、シリア外務省はその声明で、「アメリカとシリアはイラク問題について会談を行うことは正確の方向に向け一歩を踏み出した」と述べています。(翻訳:董燕華)
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