アメリカのスーザン・シュワブ通商代表は2日、アメリカ政府は貿易補助金問題について、中国をWTO・世界貿易機構に提訴したと発表しました。
WTOの紛争解決メカニズムによれば、アメリカの提訴により、紛争解決のプログラムが始まった後、中米双方はまず、争議となる問題について60日間にわたる協議を行います。もし協議で合意が達成できなかった場合、アメリカは第二のステップ、つまり、世界貿易機構での専門家チーム結成を要求し、仲裁にあたるよう要請することになります。
中国商務省の報道官は3日、「アメリカ側が、中米双方がアメリカ側の提出した中国の補助金問題で意志の疎通を保っている状況の下でWTOに中国を提訴をしたことを遺憾に思っている。中国側は現在、アメリカ側の協議要請を検討している最中だ」と述べました。(翻訳:王小燕)
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