温家宝首相が、「中国は今後、金融業の対外開放を安定して進め、中国系と外資系の金融企業間の公平な競争を促がしていく」と述べました。
これは19日と20日の両日北京で開催された全国金融活動会議の席上に述べたもので、温家宝首相は、「2002年から中国の金融活動は著しい成果を収めたが、当面の金融分野には多くの問題がある。それは主に、金融システムが健全化していないこと、金融構造が不合理なこと、国際収支がアンバランスなことと金融リスクが少なくないことである」と指摘しました。
温家宝首相はまた、「今後は国有銀行の改革を深め、現代化した銀行制度の確立を速め、農村の需要に見合った国有と民間などの金融機構を発展させ、また人民元の為替メカニズムの健全化をはかり、総合的措置を講じて国際収支のバランスを取り、金融活動への監督管理能力を高めるなどの措置を取っていく」と強調しました。
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