アメリカ国務省のトム・ケーシー副報道官は16日、ワシントンで、「朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議のアメリカの首席代表を務めるヒル国務次官補がこの日、朝鮮のキム・ゲグァン(金桂冠)首席代表とベルリンで会談を行い、6カ国協議の再開問題を話し合った」と述べました。
ケーシー副報道官はこの中で、「ヒル首席代表とキム・ゲグァン首席代表が会談した目的は、次回の6カ国協議の再開、また協議で成果を収めるための条件を作ることである」と述べました。
朝鮮半島の核問題をめぐる6カ国協議は、第5回第1段階会議が2005年11月に行われた後、朝鮮がアメリカの金融制裁に反対して難局に陥りました。その後、各国の努力により、第2段階会議が2006年12月18日から22日まで北京で行われました。しかし、会議が休会になるまでに、実質的な成果を収めることは出来ませんでした。会議が発表した「議長声明」は、「会議に参加した各国が『協議のいち早い再開』で合意した」と述べるにとどまっています。(翻訳:玉華)
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