中国人民銀行(中央銀行)が15日発表した統計データによると、2006年末現在、中国の外貨準備高は前年末比2473億ドル増加の1兆663億ドルに上り、12月末には人民元の対米ドルレートが1ドル=7.8087元を記録した。
06年10月末に、外貨準備高は1兆ドルの大台を突破して1兆96億2600万ドルに達した。
専門家によると、外貨準備の急増は、国際的な債務の償還能力を強め、中国の経済や通貨に対する海外からの信用を高めるのにプラスに働く。しかし通貨政策の自主性とマクロ調整の有効性にはマイナスであり、中国の貿易状況や人民元相場に対する海外からの高い関心を呼び起こし、紛争を誘発しやすくすることから、中国の経済構造調整にとってはデメリットといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」
|