中国の唐家セン国務委員は11日、北京で、中国を訪問しているアメリカ大統領のスーダン問題特使ナチオス氏と会談し、中国側は全面的でバランスのとれた政治的な解決方法を取り、ダルフール地区の平和と安定を実現することに賛成する、との中国政府の立場を示しました。
唐家セン国務委員はその中で、「中国側は国際社会が国連及び国連『憲章』の枠組み内で、紛争地域の人民が早期に平和を実現するのを積極的に支持する。中国側は各方面が話し合いを保ち、共通の認識を持って、一日も早く解決案が一致するよう期待する」と述べました。
これに対して、ナチオス特使は、「アメリカ側は話し合いを通じてダルフール問題の政治的解決を求めることは最もいい方策だと見ている。アメリカ側は引き続き中国側と交流と協力を保ち、問題解決のためにたゆまぬ努力を払っていきたい」と述べました。(翻訳:周莉)
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