中国全国人民代表大会外事委員会の招きに応じ、アメリカ議会のロスコー・バートレット下院議員の率いるアメリカ議会下院軍事委員会代表団が12月30日から1月2日まで、中国を訪問しました。中米双方は中米関係、台湾問題、両国議会の交流、軍事往来、経済・貿易及びエネルギー協力などの問題について踏み込んだ意見交換を行いました。
中国側は、「中米関係を発展させることは、両国及び両国国民の根本的利益に合致している。中国側はアメリカ側と共に努力して、意見の食い違いなどを適切に処理し、中米の建設的な協力関係を全面的、かつ、深く発展させていくことを望んでいる」と述べたのに対し、アメリカ側は、「米中両国に食い違いがあるものの、大きな共通利益もある。双方は往来を強め、協力を発展させていくべきだ」と述べました。
中国側はまた、「台湾独立に反対し、抑制して、台湾海峡の平和と安定を維持することが、中米双方の共通利益に合致している。アメリカ側は関連の約束を守り、台湾独立を主張する勢力に対していかなる誤ったシグナルをも出さないでほしい」と強調しました。アメリカ側はこれに対し、「一つの中国の政策を堅持し、台湾海峡地区で不安定な情勢や危機的状態が起きるのを望まない」ことを表明しました。
ロスコー・バートレット議員は、「中国側との会談は相互理解に役立っている。双方は、今後も引き続きこの対話を行い、米中関係の安定的発展を促してほしい」と述べました。
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