太陽エネルギーを利用する暖房技術の研究開発がこのほど、西蔵(チベット)自治区で成功した。これは西蔵自治区エネルギーモデルセンターと中国科学院エネルギー研究所の共同研究によるもの。このプロジェクトの研究成功により、西蔵の建築における課題であったエネルギー不足の問題に一定の解決がもたらされた。
西蔵自治区科学技術庁の甲措・副庁長の話によると、同技術により、冬季には暖房、夏季には給水という効果が見込まれる。また、太陽エネルギーによる温水供給型暖房は、排気の際に室温を徐々に高めるため、高原地域の寒冷・乾燥した気候に非常に適している。
太陽エネルギーによる暖房技術は、現在すでに西蔵の一部地域の機関で試用され、効果を挙げている。同自治区の関連部門はこの技術を自治区内の各機関や家庭に普及させる計画に着手している。(編集YS) 「人民網日本語版」
|