先般、商務部合作局関係筋は広州で、中国企業の海外投資は「水の泡」に帰したというデマを否定した。商務部が発表した海外投資の総合効果評価の結果によると、海外投資を行っている既存の中国企業のうち、50%の企業は利益を上げており、80%の企業は正常に経営が行なわれていることが明らかになった。商務部合作局の趙闖商務参事官は、広州企業の「海外投資」戦略シンポジウムで、中国企業は海外投資の面で目覚しい成果を上げ、「第10次五カ年計画」期(2001?05年)に、中国企業の対外直接投資(FDI)は年平均65.6%増となっており、中国企業は貿易、投資、契約及び総合タイプなどさまざまの形で海外に進出しているとをしている。20年このかた、中国企業の対外投資はかなりの規模に達するものとなった。年間生産高を見ると、中国企業は毎年衣料1億枚、綿糸50万紡錘、家電1500万台、オートバイ250万台、自転車150万台を生産しており、これは「中国企業の海外投資はすべて水の泡に帰した」というデマに反論する有力な証である。海外請負工事を見ると、今年の1から11月までのところ、中国の海外請負受注額は500億ドル余、売上高は246億ドルに達した。中国企業の直接投資契約プロジェクトの中では、1年間以上のものは77件で、10億ドル以上のものは6件となっている。対外投資の不安定性に対して、趙闖商務参事官は以下のようにアドバイスしている。中国企業は「海外投資」戦略を実施する際、最初に貿易の形を選択し、地元市場の特色、消費者の習慣及び投資環境をよく知ったうえで、海外への投資に着手したほうがよい。そのほか、信頼できるパートナーを見つけるのも肝心なことである。
「チャイナネット」より
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