第15回アジア大会が12月15日、ドーハで閉幕します。中国は史上最大規模の代表団を派遣しました。現時点では、中国勢は金164個、銀88個、銅63個を獲得し、メダルのランキングでトップを占めています。そして、金メダルランキング一位の7連覇です。今大会で、中国選手は世界記録を4つ、アジア記録を11も更新しました。中でも、5種目がアジア大会で初の優勝となりました。
このような成績を前に、代表団は違う見方をしています。団長を務める中国国家体育総局の劉鵬局長は、15日、ドーハでの記者会見で、「アジア大会はオリンピックと違う。第一に、種目、参加資格を含めたグループ分け、点数の計算などの競技の方法が違う。第二に、相手が違う。多くの種目で、アジアは世界最高レベルを代表しない。たとえ一部アジアの高レベルの種目でも、アジア以外のトップレベルの選手が参加していない。第三は、競技場の雰囲気や選手の圧力も違う。このことで、アジア大会の成績はオリンピックの成績と比べものにならない」と強調しました。
今大会の収穫は、中国にとって競技の成績だけではありません。大会の運営とサービスのレベルが高く、オリンピック並みでした。吉林省の長春が2007年1月アジア冬季大会、北京が2008年オリンピック、広州が2010年アジア大会を主催することになることから、この三つの都市はそれぞれ視察団をドーハに派遣し経験を学びました。このほか、世界一流の競技場、オリンピック並みの器材、スケールの大きい開幕式、ハイレベルのサービス、合理的な競技運営、良好な宿泊と食事条件、ボランティアの行き届いたサービスなどが、中国選手に深い印象を与えました。
今大会の見事な成功について、劉鵬団長は、「カタールの誇りだけでなく、アジアの光栄でもある」と評価し、アジア地域の平和、協調、友情を促したとみています。(翻訳:朱丹陽)
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