ブリュッセルで開かれたEU・欧州連合外相会議は11日、決議を採択し、「EUは、均衡と互恵の原則を踏まえて引き続き中国との協力の潜在力を掘り起こす。EUは、中国との全面的かつ、戦略的パートナーシップが成熟の方向に発展するよう推進していく」と強調しました。
決議は、9月にEUと中国のサミットが双方の新たなパートナーシップ協定に関する交渉を始めると発表したこと、また、10月に欧州委員会が発表した中国に対する新たな政策文書に歓迎の意を表し、「これらの進展がEUと中国の全面的かつ、戦略的パートナーシップを引き続き深化させることにプラスとなる」と指摘しました。
決議はまた、EUと中国のエネルギーの安全問題、気候の変動、環境保護及び核拡散防止とテロ取締りなどの分野における協力に満足の意を表すと共に、中国が地域的安全保障、とりわけ朝鮮半島の核問題とイランの核問題の解決の面で建設的役割を果たしてきたことを高く評価しました。
さらに、この決議は「EUは、引き続き中国の政治、経済の改革を支持し、中国との人権などの各分野における対話を一層強化していく」と述べています。 (翻訳:陳)
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