国連など国際機構と各国は24日、それぞれ声明を発表し、イラクのサドルシティーで起きた連続爆弾テロ事件をそれぞれ非難しました。
国連のアナン事務総長はその声明で、「テロリストの目的は教派間の抗争を激化させ、イラクの安定と統一を破壊することにある」と指摘し、また、各界の政治指導者と宗教指導者の呼びかけに答え、それぞれ自制して情勢の悪化を防ぐようイラク国民に呼びかけました。
また、AU・アラブ連盟のムーサ事務総長はその声明で、イラクの教派間の抗争の激化を企む者に警告を発し、暴力活動に共同で対応し、イラクの団結と安定への破壊行為を阻止するようイラク各派に呼びかけた上で「イラクの宗教指導者と政治指導者は、イラクの今の危機を救うため責任を負うべきだ」と述べました。
アメリカホワイトハウスもその声明で、「これは庶民に対する暴力行為であり、その目的は民主を通じて生まれたイラク政府を覆すためである。このような企みは成功させてはならない。また、ブッシュ大統領は、計画通りに今月29日にヨルダンでイラクのマリキ首相と会談する」と述べました。
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