スーダン政府はダルフール地区の反政府勢力である「スーダン人民解放運動」と今年5月にナイジェリア首都アブジャで達したダルフール問題解決についての和平協定を実施するため、18日の夜リビアの首都トリポリで、相手側と政治的覚書に調印しました。
双方はこの覚書で、「暴力と戦争を放棄し、ダルフール地域で全面的、かつ公正な和平を実現し、戦後の再建に努め、地元住民の和睦と難民のふるさと返還を保障する。双方の対話はこの目標実現における唯一のルートである」と強調しました。
国際社会の斡旋の下に、スーダン政府と反政府勢力は、これまで2年間に何回も交渉を行い、今年の5月5日にアブジャで、ダルフール地区最大の反政府組織「スーダン人民解放運動」と和平協定に調印し、ダルフール地区の3年余りにわたる紛争に終止符を打つため、重要な一歩を踏み出しています。
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