マレーシアのアブドゥラ・バダウィ首相は18日ベトナムのハノイでAPEC・アジア太平洋経済協力会議は最初の経済目標を重視すべきで、安全問題で主客転倒にならないよう、呼びかけました。
バダウィ首相はAPEC最高経営者会議で講演した際、「APECはより自由で、より公平な貿易往来を通じて経済成長を促進する最初の目標に戻るべきで、これが当面の最も差し迫った任務だ」と指摘しました。
また、バダウィ首相は、アメリカが「9・11」のテロ襲撃を受けてから、年に一度のAPECの非公式首脳会議で安全問題が目立つようになったが、これは「APECの初志を損ない、焦点を曖昧にしてしまった」と指摘した上で、「APECの議事内容は、あらゆるメンバーの要求と理想に深く関係のあるものでなければならない」と述べました。
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