「中国文化フェスティバル2006」の開幕式は今日(17日)、東京のサントリホールで開かれました。
この開幕式には、中国側から中国文化部の孫家正部長、中国大使館の王毅大使、中国文化部の孟暁駟次官、日本側からは高円宮妃殿下、衆議院の河野洋平議長、参議院の扇千景議長、塩崎恭久官房長官それに中曽根康弘、海部俊樹、村山富市、羽田孜ら元総理大臣たちも出席しました。
中国の温家宝首相は、「中国文化フェスティバル2006」の開催にメッセージを送りました。メッセージは、「中国と日本は海一つ隔てている近隣であり、両国の文化交流は、「源遠くして流れ長し」と言われるように、悠久な歴史をもつものである。東京で開催される"中国文化フェスティバル"は、両国が共に2007年の中日国交正常化35周年を迎えるための前奏である。このたびの文化イベントは、必ずや両国国民の相互理解と友情をさらに深めるものと信じている」と述べました。
日本の安倍晋三総理大臣もメッセージを送りました。安倍総理大臣は10月の中国訪問を振り返った後、次のように述べました。「このような好い時期に開催される"中国文化フェスティバル"は、日中の国民レベルでの相互理解を増進する上で、極めて重要なイベントであると認識している。"中国文化フェスティバル"は、両国国民の心に深い感動を呼び起こし、日中交流のモメンタムを高め、日中関係を更なる高みへと導くために、重要な役割を果たすだろう。」安倍総理大臣はメッセージでこのように語りました。
このほか、河野洋平衆議院議長、扇千景参議院議長、塩崎恭久官房長官らも熱情を込めた挨拶を述べました。
開幕式の後、中国国家交響楽団による"中国文化フェスティバル2006開幕コンサートが開かれ、その素晴らしい演奏に会場を埋め尽くした人々は惜しまぬ拍手をお送りしました。
中国文化部と日本駐在中国大使館の主催による"中国文化フェスティバル2006"は今日から一ヶ月に亘って行われることになっています。
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