「竹内実文集」の中国語版の出版にあわせて、『戦後日本の中国理解と竹内実』をテーマとした国際学術シンポジウムがこのほど北京で開かれました。
竹内実は中国山東省に生まれ、19歳のとき、日本に帰国しました。日本でもっとも有名な中国研究者で、数回も中国を訪問し、毛沢東、周恩来を尋ねたこともあります。彼が編集した「毛沢東集」20巻は毛沢東およびその思想を研究している外国の専門家にとって重要なものとなっています。
今回出版された「竹内実文集」には「日中関係研究」「中国現代文学評論」「毛沢東の詩と人生」「文化大革命観察」「中国改革開放プロセスの追跡」「中国史と社会評論」「中国伝統文化探求」などが収録されています。
今回のシンポジウムでは竹内実が、戦後日本の中国研究で果たした業績を評価し、特に彼が現代中国を研究して得た結論「友好は易しいが理解は難しい」について討議しました。
このシンポジウムは日本国際交流基金、中国社会科学院文学研究所、中国文聯出版社、北京日本学研究センターが主催して行われました。 (訳:廖麗)
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