中国の李肇星外相と戴秉国外務次官が8日午後、中国とアメリカとの三回目の戦略対話に参加したアメリカのバーンズ国務次官の一行とそれぞれ会談しました。
席上、双方は、「国際情勢が複雑、かつ深刻な変化を見せている状況の下で、中米両国が健全で、安定し、かつ建設的な協力関係を発展させることは重要な意義がある。双方は、両国の元首が達成した共通の認識事項を積極的に実施し、幅広い二国間分野での互恵の交流と協力を強め、重要な国際問題と地域問題で密接な意思の疎通と協調を保ち、アジア太平洋地区と世界の平和、安定と繁栄のため、これからも努力していく」と表明しあいました。
双方はまた、中米間の戦略的対話は両国の相互信頼の促進、共通の認識と協力の拡大、及び、中米間の建設的協力関係の促進にプラスとなるとの点で一致しました。
なお、一回目の中米戦略対話は、2005年8月に北京で行われたもので、第2回目は、2005年の12月にワシントンで行われています。
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