河北省水産局によると、10月末時点で、河北省は今年の稚魚、稚エビの放流を完了し、2005年比1倍増の計60億尾の稚魚、稚エビを全省の近海、12ヶ所の湖に放流しました。
水域の生態系を保護するために、河北省は今年5月下旬から、相次いで近海、内陸の主要水域で稚魚、稚エビを放流し始めました。「華北の真珠」と呼ばれる「白洋澱」は近年、水源不足や水質汚染などの影響を受け、魚類資源がひどく破壊され、小型化、低齢化、雑魚化に向かう一方です。今年、河北省は白洋澱で稚ガニ375キロ、清掃役の稚魚1.2キロを放流し、白洋澱の生態系バランスの維持に一役を果たします。
海水の水質汚染、過漁獲が海洋の生態系を破壊するため、1993年から、中国では、エビ漁期が消えました。2003年、河北省の漁業行政法執行者は渤海で海上検査を行ったところ、中国クルマエビを漁獲した漁船1隻も見つからなかったです。中国クルマエビという絶滅危惧の品種を復旧させるために、近年、河北省は大掛かりな放流を行っていました。今年、滄州市は渤海水域で1億尾余りの稚中国クルマエビを放流し、秦皇島は5月末に数千万尾の稚中国クルマエビを放流しました。昨年から、10年ぶりのエビ漁期が再び訪れました。
調べによると、現在、河北省が海域に放流した稚魚、稚エビが計60億尾、そのうち、中国クルマエビが3億尾、稚クラゲが1000万匹、稚ガニが300キロです。淡水魚放流量が10万キロ余りに達し、とりわけ、小?河では、国家二級保護動物レノック5万尾がはじめて放流され、絶滅危惧野生動物保護を推進すると見られます。
「新華ネット」より
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